1: ライトスタッフ◎φ ★ 2014/03/09(日) 12:47:10.96 ID:???
“革命的な”ふとん乾燥機が売れている。2013年10月に店頭発売されるや、あっという間に人気商品となった象印マホービンの『スマートドライ』だ。

「当社は1998年を最後に、ふとん乾燥機市場から撤退していました。低価格競争に巻き込まれてしまったのが主な原因です」

『スマートドライ』の商品企画を担当する第二事業部の安藤裕樹(ゆうき)は振り返る。だが、ふとん乾燥機自体はコンスタントに年間40万台も売れており、さらに花粉やPM2.5の影響で今後さらなる成長が見込める市場でもある。

撤退後12年がたった2010年、商品企画チームは、ふとん乾燥機市場への再参入を社内に提案した。

だが社の上層部は、一度撤退した苦い経験から、決断は慎重だった。なかなか商品開発のOKが出ない。膠着状態を打破したのは、事業部長の一言だった。

「差別化を図り、他社を凌駕する製品にすること。これがゴーサインの条件だ」

そこで商品企画チームは、ふとん乾燥機のウィークポイントを探しだすことから
始めた。

「従来のふとん乾燥機の欠点は、使用後の収納がとても面倒なことでした。とくに温風をふとんの中に送り込むマットを畳むのが大変。そのため、購入しても次第に使わなくなり、物置に仕舞われてしまうことも多かったのです」

そこで彼らが考えたのは、マットに心棒を入れることで畳みやすくし、収納時間を他社製品に比べ3割短縮することだった。

自信満々で試作品を持ってきた商品企画チームの面々に、開発のゴーサインを出した事業部長は険しい顔でいい放った。

「時間を費やして考え出したアイデアがこれか? こんなもので他社を凌駕できると思ってるのか?」

狼狽する彼らに事業部長はたたみかける。

「収納に着目したのはいい。だが簡単収納を謳うなら、“ワン・ツー・スリー”の3ステップでできなければだめだ。そうだな、時間にして10秒以内だ」

たった10秒で収納可能なふとん乾燥機なんて、本当にできるのだろうか──。

苦心の末に考え出したのは、マットを無くし、本体から伸びるホースを直接ふとんの中に入れて乾燥させる方法だった。これなら10秒で収納できる。だが、改良試作品を目にした事業部長は再び首を横に振り、こういった。

「ホースがついたままじゃないか。ホースを無くせば、収納時間はもっと短くなるはずだろう」

このとき彼らは、初めて思い知らされた。従来のふとん乾燥機に対する概念を一切捨て去り、ゼロからスタートしなければだめなのだ、と。(※続く)

●象印マホービンの『スマートドライ』
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http://news.mynavi.jp/news/2014/03/09/032/

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